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たかが検診、されど検診・・・

5月23日の静岡新聞に静岡県民の歯科受診状況についての記事が掲載されました。

御覧のように受診率は50%以下と個人的には残念な結果でまだまだ患者さん、県民、市民の方たちへの意識改革に努めなければとそんな思いに駆られました。

痛くなったら歯医者・・・この発想は時代遅れも甚だしい。

多くの歯を失う一番の原因は口腔内の細菌が一線を超えて増えることから始まります。常に口腔内を清潔に保つことで虫歯、歯周病の進行を遅らせることは十分可能です。そのために定期的な検診は必須なのです。病気が進行していないか、継続的して正確に磨けているかの確認が常に必要です。磨き忘れ蓄積した細菌は硬くなりブラッシングで除去不可能です。磨き忘れた細菌を放置したままではいつか必ず虫歯・歯周病は再発します。たかが検診、されど検診の意味がここにあるのです。

実は、歯科治療の多くは再治療です。再治療を重ねれば重ねるほど状況、条件は悪くなり、多くの症例はいずれ抜歯・・・令和4年4月より保険治療でほぼすべての方が予防治療が可能です。予防治療は無痛治療で経済効果間違いなしです!

(歯の数によりますが保険治療での予防治療は3割負担で概算で¥3000程度)

今からでも遅くはありません、歯を残す大切さに気づいていただけたら幸いです。