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お知らせ

令和4年度診療報酬改定について

保険治療が2年おきに改定されていること皆さんご存じでしょうか?

改定内容を語る前に、国は歯科治療の将来予測をどのように考えているのでしょうか?下図に示すように従来の削って詰める、抜いて入れ歯、などの治療中心型から歯は残って当たり前の時代を反映してか口腔機能管理に重点を置き始めております。

今回の改定ではその口腔機能管理する上で患者様にとって朗報とも言える点があります。平成20年より保険算定されました歯周病治療の中で最も重要な治療後のメインテナンス(SPT)がスリム化されまたむし歯予防に欠かせない定期的なフッ化物局所応用も可能となりました。これでほぼ全ての患者様が保険治療で予防も含めた歯周病治療後のメインテナンスが可能となりました。

その他に歯の中の感染を除去する上で複雑な形を歯科用CTを用いた3次元的な診査により精密な治療が可能となりました。(残念ながら大臼歯限定ですが・・・)

またマイクロスコープを用いた治療に加え複雑に湾曲した歯の中を柔軟性のあるNi-Tiファイルを用いた治療も可能となり、知らないうちに衰える舌などの機能低下の診査も50歳以上に緩和されました。

予防重視することで医療費は削減可能と国もやっと本気モードになったと実感できる今回の改定を是非有効に活用いただきご自分の歯を大切に残していきましょう。